こういうことを書くと,差別だ何だとうるさい人たちが飛んでくるかも知れませんが(特に前半部分).
元々日本の農業はは大地主の元で働く小作農でした.それを敗戦後 GHQ命令で不在地主の農地解放命令(祖父が千葉で殆どの土地を失っています)が出て現在の小規模農家の乱立した状態になったわけですね.
成田闘争時に「先祖代々守ってきた土地」と言う言葉が使われましたが,厳密にはあの時代であれば,親から子へと相続されたばかりであり先祖代々はオーバーなキャッチフレーズだったと思います.
しかも農家は相続税逃れのために親から子ではなく,親から孫への名義変更などを行ってきています.
もちろん真剣に農業に取り組んできた方々の努力には敬意を表しますが,個人的には祖父が真に先祖伝来守ってきた農地はあっという間に住宅地や耕作放棄地になってしまった経過を私は目の当たりにしています.
何でこんなことをわざわざ書いたかというと,若い人たちの農業離れが進んだ結果、農業従事者の平均年齢は上がる一方で、高齢のためリタイアした後、農業を継ぐ人がいない。その結果、耕作放棄地がガンガン増えているのが現状だからです.
今こそ農家の収入個別補償などというふざけた政策なぞは放棄し,実際農地を借りて真剣に農業に取り組んできた方達が民主党の個別補償政策が出たとたんに保証金ほしさに,土地が借りられなくなって困っています.
今こそ農協を解体し,既存の小規模農業を放棄し,真剣に農業に取り組んでいる人たちへ農地を提供し大規模農業/有機農業等様々な工夫の出来る経営組織を推進する方向へと舵を取り直す時では無いでしょうか?.
Chere up Fukushima and Tohoku !